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通信グローブ、モバイル事業好調で44%増益

フィリピンの通信大手、アヤラ系グローブ・テレコムが6日に発表した2019年第1四半期(1~3月)決算は、純利益が前年同期比44%増の67億ペソ(約143億円)だった。第4世代(4G)の高速移動通信規格「LTE」の基地局増強に伴い、モバイルデータ通信サービスや家庭向けブロードバンド事業が伸び、成長をけん引した。

第一四半期の決算を発表するグローブ・テレコムのアルベルト・デララザバル最高営業責任者(左)とギル・ゲニオ情報戦略責任者=6日、首都圏タギッグ市(NNA撮影)

第一四半期の決算を発表するグローブ・テレコムのアルベルト・デララザバル最高営業責任者(左)とギル・ゲニオ情報戦略責任者=6日、首都圏タギッグ市(NNA撮影)

売上高は13%増の360億ペソ。EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は24%増の199億ペソだった。

部門別の売り上げは、携帯通信事業が11%増の270億ペソだった。内訳は、モバイルデータ通信が44%増の165億ペソと好調で、全体の61%を占めた。オンデマンド動画などの需要増加により、モバイルデータ通信量は倍増した。3月末時点の加入件数は、13%増の8,350万件だった。一方、ショート・メッセージ・サービス(SMS)は22%減の42億ペソ、音声サービスは15%減の63億ペソに落ち込んだ。

携帯通信事業以外の売上高は、家庭向けブロードバンド事業が21%増の52億ペソ。動画ストリーミングや固定無線サービスの契約件数が伸び、加入件数が22%増の170万件に拡大した。

同期の資本的支出(CAPEX)は、売上高の24%に相当する88億ペソだった。

グローブのアルベルト・デララザバル最高営業責任者(CCO)は同日の会見で、次世代の5Gサービスの試験運用を6月に開始すると明らかにした。マニラ首都圏以外の家庭向けサービスとして提供する。現在、5Gの技術テストなどを行い、通信環境の整備を進めている。

同社は高速の無料WiFi(ワイファイ)サービス「GoWiFi」にも注力しており、商業施設、空港、MRT(高架鉄道)、LRT(軽量高架鉄道)など2,000カ所で展開している。病院、大学、コンビニエンスストアなどに設置場所を拡大していく方針だ。

同社のアーネスト・クー社長兼最高経営責任者(CEO)は声明で、19年通年の見通しについて「積極的なインフラ投資を続け、売上高は前年比で1桁台後半の伸びが期待できる」と自信を示した。


関連国・地域: フィリピン
関連業種: IT・通信マクロ・統計・その他経済

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