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日本企参画LNG輸入業、NSW政府が認可

東京電力と中部電力の合弁会社JERAと丸紅が参画する、液化天然ガス(LNG)輸入事業のオーストラリア・インダストリアル・エナジー(AIE)はこのほど、ニューサウスウェールズ(NSW)州ケンブラ港の液化天然ガス(LNG)輸入プロジェクトについて、NSW州政府から認可を得た。AIEは、同港にLNGの輸入ターミナルとなるポート・ケンブラ・ガスターミナル(PKGT)を設置し、2020年後半までに事業を始め、同州のガス需要の70%を供給する計画だ。地元各メディアが伝えた。

AIEは、鉄鉱石採掘大手フォーテスキュー・メタルズ・グループ(FMG)のフォレスト会長が権益の50%を保有して主導している。AIEは、2億5,000万豪ドル(約197億円)を投じてLNGタンカーの受け入れバースや、浮体式LNG貯蔵・再ガス化設備(FSRU)などを建設。AIEは、一部のLNGを西オーストラリア(WA)州から調達する方針だ。AIEのプラントは、年間100ペタジュールのガス供給が可能だ。

NSW州のバーリアロ副首相は、「PKGTは、NSW州のエネルギー自給率の向上と海外からのガス調達をさらに促進させる」と述べた。NSW州は現在、ガス調達の95%を他州に依存する。PKGTにより、建設段階で150件、操業開始後には50件の雇用が創出される見込みだ。

■今年半ばに最終投資決定

AIEは、今年半ばに最終投資決定を行う。NSW州政府の認可を得たことで、今後はNSW州やビクトリア州の企業と5年単位のガス供給契約を正式に結びたい考え。既に15社と、供給についての初期覚書を交わしている。

ただ、懸念されるのは価格だ。AIEは、1ギガジュール当たり10~12豪ドルでの販売を提案しているが、ガス価格の長期平均の3~4倍となっている。業界では、AIEが最終投資決定により事業を確定させるには、60ペタジュール以上の販売契約が必要だとの声も出ている。


関連国・地域: オーストラリア日本
関連業種: 天然資源電力・ガス・水道

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