タイ東部ラヨーン県のウタパオ空港は、3月に第2ターミナルが全面開業したと明らかにした。5月には免税店と商業エリアが開業する予定で、1~2年以内に同空港がフル稼働する見通し。プラチャーチャート・トゥラキットの最新号が報じた。
第2ターミナルの総床面積は約2万2,000平方メートルで、旅客収容能力は年間300万~500万人。現在は主にチャーター便が発着し、年間1万5,767便、旅客数は200万人となっている。主な利用者はロシア人、中国人。今後は1~2年以内に定期便が17便増えて33便となり、旅客数が収容能力いっぱいとなる見込み。
免税店と商業エリアは、5月にプラユット首相が立ち会い、正式開業する。2エリアの総床面積は2,000平方メートル。免税店は免税店大手キングパワー・グループのキングパワー・デューティーフリーが、商業エリアは流通大手セントラル・グループのセントラル百貨店とシンガポールのDFSベンチャー・シンガポールのコンソーシアムが運営する。ウタパオ空港はこのほか1,000万バーツ(約3,500万円)を投じ、バンコクと東部パタヤの市中免税店で購入した商品を受け取る「ピックアップカウンター」を設置する計画だ。
ウタパオ空港は従来軍用で使用されてきたが、東部3県の経済特区(SEZ)「東部経済回廊(EEC)」開発の一環として商業開発が進められている。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。