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中比合弁の製鉄所建設へ手続き迅速化を指示

フィリピンのドゥテルテ大統領は、同国の製鉄大手スチール・アジアが中国の河鋼集団との合弁で計画する一貫製鉄所の建設を早期に実現するため、行政手続きの迅速化を指示した。

ロペス貿易産業相は22日発表した声明で、大統領の指示に基づき「重要な製鉄プロジェクトの許認可手続きが申請から20日以内に終了するよう、すべての政府機関と緊密に連携していく」との方針を表明。低価格住宅に多く使われている鉄骨などの不良品を市場から締め出すため、監視や摘発を強化していく姿勢も強調した。

貿易産業省によると、大統領は最近、同省に対して一貫製鉄所実現のため政府内の調整を進めるよう指示。フィリピンに投資する企業に対し(1)時間がかかる許認可手続き(2)粗悪な鉄製品の流通――の二つの問題を改善すると約束した。

大統領の指示は、両社がミンダナオ島東ミサミス州で年産800万トン規模の一貫製鉄所を建設するプロジェクトを念頭に置いた内容だ。フィリピンには現在、溶鉱炉で鉄鉱石から銑鉄をつくる初期工程から、鋼板や鋼管製品にする最終工程までを手掛ける一貫製鉄所がなく、輸入された鋼板から作られる低品質の鉄骨などが流通し、問題となっている。

ドゥテルテ大統領は今週末に訪中する予定で、投資額が44億米ドル(約4,987億円)と試算される両国の大型共同事業が順調に進んでいることをアピールし、経済協力を強化する意図があるとみられる。


関連国・地域: 中国フィリピン
関連業種: 鉄鋼・金属政治

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