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豪10年国債利回り2%割れ、記録的低水準

オーストラリアの10年国債の利回りが、2%を下回り記録的な低水準となっている。エコノミストの間では、オーストラリア連邦準備銀行(RBA)が目標とするインフレ率2~3%達成に対し市場が信用を失っているとの見方が浮上。一方、RBAのケント総裁補佐は、国際的に失業率が低く、賃金上昇率も緩やかに回復していることから、インフレ率上昇へのリスクはないとしている。20日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。

オーストラリアの10年国債利回りは、2016年第2四半期(16年4~6月)に初めて2%を下回ったが、同年11月の米国の大統領選挙後に大幅に回復。17年3月には、3%近くまで上昇していた。

昨年末の株価の反落や世界経済の低迷を示すデータなどから、RBAは次回金利変更は利下げ・利上げ両方の可能性があるとして慎重な見方を示しており、これがグローバル債券の利回り低下につながっているもよう。また、リスクの高い長期債を保有する場合に上乗せされる金利「タームプレミアム」も、RBAの国債購入プログラムが長期債の金利押し下げを進めていることを背景に、近年低下しているという。

ケント総裁補佐は、失業率は特に米国で低くなっており、欧州や日本でも低下の傾向にあることから、賃金上昇の見通しも出てきていると発言。「インフレ率は徐々に上がっており、特にニューサウスウェールズ州とビクトリア州で失業率が大きく改善している。問題は、回復のスピードが我々に安心感をもたらすほど速いかどうかだ」との見解を示した。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 金融マクロ・統計・その他経済

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