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日鉄住金物産、印農大と色つき綿花の研究

日鉄住金物産の中村英一取締役(左)と大学の副学長らが調印式に出席した=15日、パンジャブ州(同社提供)

日鉄住金物産の中村英一取締役(左)と大学の副学長らが調印式に出席した=15日、パンジャブ州(同社提供)

日鉄住金物産(東京都港区)は19日、赤や黄など発色性の高い綿花の開発に向けて、インド北部のパンジャブ州立農業大学と共同研究を開始したと発表した。実現すれば染色作業を必要としない糸や生地、衣料品の生産が可能となり、環境問題に関心の高い消費者やアパレルメーカーへの販売を構想する。

綿花の色は白、ベージュ、薄い緑に限られている。共同研究では、東京農工大学講師の鈴木栄氏の基礎研究に基づき、パンジャブ州立農業大学の研究施設や農場で、赤、黄、青といった発色性の高い実をつける綿花の開発を進める。2024年までに大規模な栽培が可能な種子を完成させることが目標だ。

日鉄住金物産の担当者はNNAに対し、「同様の基礎研究に取り組む組織はほかにもあるが、農大と共同で実践研究を行うのは世界初と認識している」と話した。共同研究への投資額や種子の生産量目標は非開示。

大規模栽培が可能になった後の事業イメージも描く。地場紡績メーカーのナハル・スピニング・ミルズが糸と生地の生産を担い、日鉄住金物産はOEM(相手先ブランドによる生産)メーカーとして日本と海外の顧客に衣料品を提供する構想だ。


関連国・地域: インド日本
関連業種: 繊維農林・水産社会・事件

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