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アウラグリーン、バイオマス発電所着工へ

再生エネルギー発電事業を手掛けるアウラグリーンエナジー(青森市)はこのほど、パームヤシの果肉と種から油を採った後に残る空果房(EFB)を燃料とするバイオマス発電施設をインドネシア・アチェ州に建設すると発表した。インドネシアでバイオマス発電施設を建設するのは日本企業では初めて。同社としても初の海外事業となる。設備費用は約30億円。4月をめどに着工し、2年以内の稼働を予定している。

建設予定地はマラッカ海峡に面するアチェタミアン県カランバル。発電容量は1万2,500キロワットで、年間7億円規模の売電を見込んでいる。アウラによると、燃料となるEFBは燃焼時にボイラーを腐食させる金属成分が出るため、有効活用されずに大量廃棄されてきた。これに対し、アウラは耐蝕(たいしょく)性の高いステンレス容器と温度制御など熱プロセス管理の技術を採用することで、EFBの利用を可能にした。発電施設は、国営農園プルクブナン・ヌサンタラ(PTPN)1が保有するパーム油工場の隣に建設し、同社と20年間のEFB供給契約を結んで事業を開始する。

事業は、新興国での温室効果ガス削減分を日本の削減目標に充当する2国間クレジット(JCM)制度の導入支援などを行う地球環境センター(GEC)が、資金支援事業のうちの設備補助事業として採択した。JCMの補助額は9億円。アウラはインドネシアの政府系企業や地場企業とコンソーシアム(企業連合)を組み、特別目的会社(SPC)を設立する。事業主として、出資比率30%に相当する7,000万円を拠出する。

アウラの川越幸夫社長は「これを足掛かりに、今後インドネシアで小型水力発電や廃棄物発電など、再生可能エネルギーの発電事業を拡大させていきたい」と話している。

バイオマス発電プラントの建設構想図(アウラ提供)

バイオマス発電プラントの建設構想図(アウラ提供)


関連国・地域: インドネシア日本
関連業種: 電力・ガス・水道

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