中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は20日、クラウドコンピューティング部門のファーウェイ・クラウドがシンガポールでアジア太平洋地域向けのサービスを開始したと発表した。シンガポールを中国国外で最大級の事業拠点の一つとすることを目指す。
シンガポールではクラウドのフルスタック(全方位的)なプラットフォームと、人工知能(AI)を用いたサービスを展開する。アジア太平洋地域の政府機関やインターネット企業、金融業界などを対象に、24時間体制で技術サポートを行う。
ファーウェイ・クラウドは当初、中国本土、欧州、中南米を中心に事業を展開していたが、2018年に香港、ロシア、タイ、南アフリカに進出した。シンガポールは国際的な金融拠点で、中国系の企業にとってアジア太平洋市場進出の拠点にもなっていることなどから、今回のサービス開始を決めた。
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