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WAの水素生産、日豪褐炭事業の競合に?

ノルウェーの肥料大手ヤラ・インターナショナルと仏公益事業大手エンジーが、オーストラリア・西オーストラリア(WA)州ピルバラ地区で、世界最大級の水素生産工場の建設を計画していることが分かった。WA州政府は、先に環境認可を得た、日豪共同で実施する褐炭から水素を生産する計画を競争力がないとしてけん制しており、WA州の水素生産事業が再生可能エネルギーを利用することを評価している。ウエスト・オーストラリアンが伝えた。

ヤラとエンジーは、WA州バラップで操業するヤラのアンモニア製造工場で、水素生産に関する実現可能性調査の実施で合意。早ければ2021年にも水素生産を開始したいという。

実現可能性調査では、100メガワット(MW)以上の発電能力を持つ太陽光発電を利用して、年間2万8,000トンのアンモニア生産用に、50~60MWの電力を利用して水を電気分解し、水素を生産する方法を検討する。

ヤラのバラップ工場は、主に肥料用として年間84万トンのアンモニアを生産しており、世界市場シェアは約5%。アンモニアの生産は、大気中の窒素と水素を結合させて行っており、ヤラは水素生産への応用が可能だと考えているようだ。

WA州のマクターマン地方開発相は、世界的な2社が再生可能エネルギーを利用した水素生産計画を始めることを歓迎するとし、実現すれば業界に画期的変化をもたらすと評価した。

マクターマン地方開発相はまた、ビクトリア(VIC)州で日本とオーストラリアの企業が、褐炭から水素を抽出する計画を進めていることにつて、VIC州の計画は長期的にみて競争力がないと指摘した。


関連国・地域: オーストラリア欧州
関連業種: 化学天然資源電力・ガス・水道

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