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アダニのQLD炭鉱開発、着工見送り

インドの複合企業アダニ・グループが、オーストラリア・クイーンズランド(QLD)州ガリリー盆地で計画するカーマイケル炭鉱プロジェクトに関し、予定されていた2018年内の着工が見送られた。アダニが提出した環境管理計画について、QLD州政府が連邦政府傘下の機関に科学的評価を委託したためだ。評価がまとまるまでに2カ月ほどかかると見込まれている。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。

評価対象の環境管理計画は、オーストラリア原産の鳥、キンセイチョウの保護をめぐるもの。QLD州政府が環境・エネルギー省傘下の調査機関に委託した。同機関からの承認が得られるまで、アダニは事業に本格的に着手できない。

QLD州政府による「引き延ばし」をアダニのルーカス・ダウ最高経営責任者(CEO)は批判。「州政府がアダニの事業を支持しているのか懸念している。策を弄(ろう)するのはやめてほしい」と訴えた。

これに対し、州政府環境省は「政治的な意図がある」との見方を否定した上で、「事業をいつまでに承認しなければならない、といった期限が法律で定められているわけではない」と説明した。

QLD州のパラシェイ首相は同炭鉱の開発を強く支持していたものの、17年の州選挙で方針を180度転換した経緯がある。


関連国・地域: オーストラリアインド
関連業種: 天然資源マクロ・統計・その他経済

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