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【18年の10大ニュース】うねる政治、不透明な経済

2018年は政治と経済が大きく動いた年だった。7月の下院議会選挙(総選挙)では与党・カンボジア人民党が全議席を獲得し、圧勝した。一方、下院選前から野党弾圧を強めたことで、欧米諸国から批判が集中。欧州連合(EU)はカンボジアに適用している関税優遇措置の停止手続きに着手し、経済の先行きに不透明感が広がった。日本が支援するシアヌークビル自治港(PAS)を自由貿易港に転換する構想が立ち上がったほか、イオンモールの2号店開業や内戦で破壊された鉄道補修作業の完了など、明るいニュースもあった。