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韓国企業、豪でLNG輸入ターミナル開設へ

浮体式液化天然ガス(LNG)ターミナルの開発を手掛ける韓国のエナジー・プロジェクツ&インフラストラクチャー・コリア(EPIK)がこのほど、オーストラリア・ニューサウスウェールズ(NSW)州のニューカッスル港に浮体式LNG輸入ターミナルを開設する計画を明らかにした。オーストラリア東部州で提案されているLNG輸入計画は、これが5件目となる。6日付地元各紙が報じた。

EPIKは、ニューカッスル港に17万立方メートルの浮体式LNG貯蔵・再ガス化設備(FSRU)と陸上の関連施設を建設する計画で、総工費は4億~4億3,000万米ドル(約452億~486億円)が見込まれている。これ以外に、ガス火力発電施設やLNG貯蔵プラントの開設についても検討中とみられている。

EPIKのジー・ユーン社長は、「ニューカッスルやシドニーを中心にNSW州のガス市場を調査した結果、長期的にコスト効率の高い代替のガスを(輸入ターミナルを通じて)供給できると確信した」と説明。同社の広報担当者も、LNGをどこから輸入するかについて話すには時期尚早とした上で、「需要の多い地域で、既存のガスパイプライン網にも近いことから、成功が期待できる」と自信を示した。

■LNG輸入計画、実現は1~2件?

ただ、ガス不足を背景に東部州ではすでに複数のLNG輸入プロジェクトが進められていることから、アナリストの間では、このうち実現するのは1~2件だけとの見方が出ている。

金融クレディ・スイスのエネルギーアナリストであるソール・カボニック氏は、「計画されているすべてのLNG輸入施設が実現するだけの市場はない」と指摘。また、EPIKの計画については、「ニューカッスル港はすばらしい港だが、シドニーまでのパイプラインの改修が必要となる可能性が高く、主要顧客の場所によってはコストが高くつく」と述べ、政府がガス価格の抑制に向けて介入する可能性もあることから、「企業顧客が、輸入価格で長期のLNG供給契約を結びたがるのか疑問が残る」としている。


関連国・地域: 韓国オーストラリア
関連業種: 運輸天然資源電力・ガス・水道マクロ・統計・その他経済

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