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米中貿易摩擦の影響は限定的、商務省報告書

中国商務省は12日発表した2018年秋季の貿易状況リポートで、激化する米中貿易摩擦の影響は今のところ限定的で、全体的なリスクは制御可能な状態と分析した。今年の貿易情勢については比較的楽観する一方、19年は厳しくなると予測した。

リポートは、貿易摩擦にもかかわらず1~9月の米中貿易額が前年同期比6.5%増の3兆600億元(約50兆400億円)と、プラス成長を確保したことを指摘。背景として米国の内需拡大、米中間の強固な産業チェーン、トランプ米政権が対中追加関税を発動した後も、輸出入企業が既存の貿易契約を履行していることを挙げた。特に、(クリスマス・年末商戦で)消費が膨らむ第4四半期(10~12月)に備えた企業の商品調達繰り上げが、米中貿易を下支えしていると指摘した。

リポートは今年通年の貿易情勢について、1~9月の実績が通年の貿易プラス成長維持をもたらすとみる一方、第4四半期は比較対象となる前年同期の数値が高いことが、成長面で不利な要素になると指摘した。

19年については、世界経済の下振れリスク拡大、世界の貿易を脅かす保護主義の広がり、国際金融市場とコモディティー市場の変動拡大リスクなど外的環境の悪化が拡大すると予測。中国の貿易は厳しい試練に直面すると見通した。


関連国・地域: 中国-全国米国
関連業種: マクロ・統計・その他経済

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