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〔政治スポットライト〕与党、白人至上主義動議に賛成票で弁明

オーストラリアの与党保守連合(自由党・国民党)が、極右政党である野党ワンネーションの白人至上主義の概念を含んだ動議に対し、上院議会で支持を示していたことが明らかになった。動議は却下されたものの、司法省は与党議員が支持した経緯は事務的エラーによるものとしており、政府は人種差別は認めないとの立場の弁明に追われている。17日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。

米国などでネオナチ派などによる白人至上主義的発言として考えられている「It’s OK to be white」という文言を含む、白人への差別を認識するとする、ワンネーション党による動議の上院議会投票が15日に行われ、事前に司法省からの指示に従った与党議員23人がこれに賛成票を投じた。結果的に賛成28票、反対31票で却下となったが、与党内の人種差別支持があらわにされ、上院議会の与党代表でもあるコーマン金融相は謝罪を行った。

与党は、同動議が上程された9月には党として反対する方針を明示していた。司法省が直前に与党議員に賛成票投票を指示したとされるが、ポーター司法長官は、「スタッフが人種差別反対の内容と解釈したためで、自分にまで承認要請が回ってこなかった」と弁解。同相もコーマン金融相も、「政府はいかなる人種差別も容認しない」と述べた。

野党労働党は、9月から議会で討論が行われてきたにもかかわらず、白人至上主義に議員が賛成するなど、事務的エラーでは説明にならないと激しく非難した。

■大使館移設問題、批判集まる

モリソン首相が、オーストラリアの駐イスラエル大使館をテルアビブからエルサレムに移すと検討していると発言したことについて、国内外から批判の声が集まっている。中東やアフリカなどイスラム圏10カ国の大使は16日、キャンベラで緊急の会合を開き、モリソン首相とペイン外相に説明を行なうよう求めている。

■難民のNZ移動を検討

ニュージーランド(NZ)政府は、オーストラリアがナウルの施設に収容している難民について受け入れを提案している。これについて、モリソン首相は、NZの提案を検討する考えを明らかにした。


関連国・地域: オーストラリアニュージーランド中東
関連業種: マクロ・統計・その他経済政治社会・事件

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