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日系企業での実習が修了、韓国人学生50人

一般財団法人日韓産業技術協力財団(東京千代田区)を通じて、韓国人学生が在韓日系企業で1カ月インターンとして職場体験できるプログラムが8月31日に修了した。同プログラムは、本格的な就職活動を控えた学生たちに日本企業の文化や働き方を知ってもらうという趣旨で2015年から毎年行われている。4回目を迎えた今年は、約500人の応募者の中から選ばれた50人が31社で職場体験を行った。

学生は、同財団と提携している人材派遣会社のパーソルコリアの派遣社員として受け入れ先の会社に勤務する。同日の修了式では、実習を終えた学生ひとりひとりに修了証書が手渡されたほか、学生が職場体験で得た経験やノウハウを整理したり、共有したりするためのフォローアップの時間ももたれた。学生たちからは「日本企業のモノづくり精神が理解できた」、「大学の授業で学んだ内容を物流現場で体験できた」、「企業の社会的責任(CSR)活動の重要性が分かった」などの声が挙がった。

インターンの受け入れは、企業側にもメリットが大きい。大手商社の韓国法人の人事担当者は「若い人が入ってくるだけで社内の雰囲気が明るくなる。インターンを教育することが、これまでの仕事の進め方を再点検するきっかけとなった」と話す。さらに、実習を終えた学生が友人や知人に職場の体験談を話すことで、韓国国内での企業の認知度が高まる効果も期待できる。実際、今年は実習生が初年度(20人)の2.5倍となったほか、受け入れ先企業の数も約2倍となった。

同プログラムは、日韓の相互理解の促進という目的で、日韓国交正常化50周年となった15年に始まった。韓国の学生は厳しい就職競争に晒されているが、「あくまでも就職支援ではなく、『現場力』のある人材の育成が狙い」(同財団の千吉良泰三常務理事)だ。しかし前回までに、実習生の中から計10人がインターン先に就職するなどの事例も出ており、今後、優秀な韓国人学生を求める日系企業が受け入れ先として名乗りを上げそうだ。

実習での体験を共有する韓国人学生=8月31日、ソウル(NNA撮影)

実習での体験を共有する韓国人学生=8月31日、ソウル(NNA撮影)


関連国・地域: 韓国日本
関連業種: マクロ・統計・その他経済雇用・労務

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