• 印刷する

補聴器リオン、バックマイ病院への協力継続

補聴器や聴覚検査機器といった医療機器などの製造・販売を手がけるリオン(東京都国分寺市)は25日、ハノイの国立バックマイ病院で過去2年間にわたり実施してきた国際協力機構(JICA)委託事業の終了に伴う報告会を開くとともに、同院への協力の継続・発展に関する覚書(MOU)を交換した。

覚書を交換するリオンの清水社長(左)とバックマイ病院のアイン院長=25日、ハノイ

覚書を交換するリオンの清水社長(左)とバックマイ病院のアイン院長=25日、ハノイ

リオンは、JICAの2015年度「開発途上国の社会・経済開発のための民間技術普及促進事業」として採択された「ベトナム国難聴者聴覚検査・診断機器普及促進事業」の下、15年10月にバックマイ病院とMOUを締結。JICA、奈良県立医科大学と連携し、16年4月から今年4月の2年間にわたり、同院での「日越聴覚検査センター」の創設・運営と人材育成に協力してきた。今年5月には、東京で日本を公式訪問していたベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席臨席の下、北部ハナム省で現在建設中のバックマイ第2病院に同様の聴覚検査センターを立ち上げるMOUを締結した。

このJICA委託事業が開始される前、バックマイ病院には、成人にのみ対応した聴力検査機器が1台設置されているだけだった。しかし、リオンから最新の聴力検査機器や補聴器の供給を受け、乳幼児から成人まで検査から治療、補聴器の装着まで一貫したサービスを提供できるようになった。16年5月から今年4月までに延べ2万4,200人が検査を受け、このうち1,268人に補聴器が装着された。補聴器を装着した難聴者からは、それまでさまざまな困難に直面してきたが、問題なく仕事や生活ができるようになったと喜びの声が上がっているという。

リオンの清水健一社長は、バックマイ病院に日越聴覚検査センターを創設したことや、同院の若い医師を日本に招請して奈良県立医科大学で研修やリオン本社訪問などを実施したことなど過去2年間の実績を振り返り、「ベトナムの発展だけではなく、今後の日越交流の発展に足跡を残せた」とコメント。「連携事業の成果があったからこそ、(協力継続・発展という)次のステップに進むことができた。バックマイ第2病院での事業も成功すると固く信じている」と述べた。

■国際協力、日本が6割

バックマイ病院は、ハノイ市ドンダー区に立地し、病床数約1,400床と国内最大規模とされる。職員は約3,000人に上る。受診者は1日当たり6,000~8,000人で、このうち耳鼻咽喉科の受診者は500~600人という。

グエン・クオック・アイン院長によると、バックマイ病院は積極的に国際協力を受け入れており、日本の企業や大学、医療機関による協力が全体の6割を占める。現在、高齢者向けの介護士育成・研修センターの創設に向けて日本企業と話し合いを進めているほか、在留邦人の利用にも適した最新の健康診断センターの創設を視野に入れているという。


関連国・地域: ベトナム日本
関連業種: 医療・医薬品

その他記事

すべての文頭を開く

中国企業がスマホ市場を席巻 シェア4割獲得、中価格帯で勝負(08/22)

HCM市でモーターショー、15ブランド出展(08/22)

ハノイ都市鉄道1号線、入札結果を取り消し(08/22)

ベトジェット、1月にハノイ―成田線就航(08/22)

越の車輸入制限、引き続き影響=工業連盟(08/22)

大宇建設の業績好転へ、越事業など好調で(08/22)

アジアパイルHD、フェコン傘下企業を買収(08/22)

鉄鋼輸出、1~7月は40%増の340万トン(08/22)

【予定】22日 チームスピリットが東証マザーズ上場ほか(08/22)

タイビンの洗剤工場、キューバで認可(08/22)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社エヌ・エヌ・エーは一切の責任を負いません。

NNAからのご案内

出版物

各種ログイン