フィリピンの財閥サンミゲル・コーポレーション(SMC)は、社債発行を通じて100億ペソ(約211億円)を調達すると発表した。調達した資金は、債務借り換えや事業拡大に充てる。
フィリピン証券取引所(PSE)への報告によると、25日にフィリピン・ディーリング・アンド・エクスチェンジ(PDEX)で、100億ペソ相当の2年物固定金利社債を発行する。年利は5.25%。
SMCはこれまでも為替差損を小さくするため、米ドル建て社債の借り換えを実施してきた。債務全体に占める外貨建て社債の割合は、5年前の40%以上から現在は3割以下に抑えている。取締役会は先に、200億ペソまでの社債発行を承認した。
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