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オリジン、NSW州揚水発電所の拡張検討

オーストラリアのエネルギー大手オリジン・エナジーが、ニューサウスウェールズ(NSW)州イラワラに保有するショールヘイブン(Shoalhaven)揚水発電所を拡張し、240メガワット(MW)の発電量を2倍に増やす可能性を明らかにした。総工費は2億5,000万豪ドル(約205億円)で、来年初めに投資決定を下した後、2021/22年度の稼働開始を目指す。8日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが報じた。

同揚水発電所は国内にある揚水発電所3カ所のうちの1つで、オリジンが13年にNSW州の同業エラリング・エナジーを買収した際に取得した。カンガルーバレー地区に出力80MWのタービン2基、ベンディーラ地区に40MWのタービン2基を保有しているが、オリジンは拡張計画において、カンガルーバレーに80MWのタービンを2基追加するか、地下に出力235MWのタービンを新たに設置するか、2つの案を検討している。

電力市場では、再生可能エネルギーによる発電が増える中、電力貯蔵への需要が高まるとともに、迅速に対応可能な発電設備が求められている。オリジンが保有するエラリング石炭火力発電所は、最大出力に達するまでに約12時間、ガス火力発電所では約20分を要するが、ショールヘイブン揚水発電所は3分以内に最大出力に達することが可能だ。

オリジンは20年までに、再生可能エネルギー市場におけるシェアを現在の約10%から3倍に拡大する目標を掲げている。ショールヘイブン揚水発電所の拡張計画に関しては現在、プレ事業化調査を進めており、向こう数カ月以内に本格的な事業化調査の開始を目指している。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 電力・ガス・水道マクロ・統計・その他経済

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