• 印刷する

NSW州の人口増加率、8年ぶり高水準

オーストラリア・ニューサウスウェールズ(NSW)州の人口増加率が、昨年9月までの1年間で前年同期比1.57%増と過去8年間で最高の伸びを示したことが、豪政府統計局(ABS)がこのほど発表した統計により分かった。人口は789万5,819人。全国で最も人口増加率が高かったのはビクトリア(VIC)州で2.39%だった。23日付地元各紙が報じた。

特にシドニーとメルボルンの伸び幅が大きく、コンサルティング企業SGSエコノミクス・アンド・プランニングのラウンズレー氏によれば、好調な経済と新築住宅の供給増加が、仕事と住居を求める他州の人々の移入を促しているという。

一方で、65歳以上の市民の増加率が0~17歳や18~64歳の増加率を2倍以上上回っており、介護施設などのインフラ整備の圧力となっているという。これは南オーストラリア(SA)州においても喫緊の課題で、同氏は「SA州では18~64歳の人口の増加が急務」と指摘する。独立機関グレーター・シドニー・コミッション(GSC)もまた、シドニー西部は中部や中央商業地区(CBD)以東と比べて高齢化が加速していると指摘。西部では今後18年間で、75歳を超える市民が30%増加すると予想する。

NSW州では、海外移民が人口増加数の80%を占め、前年同期比17%増の9万8,800人と過去最高を記録した。同期間に同州で生まれた新生児数を4,400人上回った。NSW州の2017年度(6月期)の出生率は1.645%と全国の州・準州の中で最も低く、住宅価格の高騰が出生率の低さにつながっているとの見方も出ている。また、他州への流出数が流入数を1万6,000人上回ったが、海外移民の増加に相殺された。他州への流出のうち1万2,000人がクイーンズランド州へ移住したという。

オーストラリア全体の人口は、NSW州とVIC州の人口増がけん引し、昨年9月までの1年間で前年同期比1.6%増の2,470万人となった。今年7月には2,500万人台を突破するとみられている。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: マクロ・統計・その他経済社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

テイクオフ:オーストラリアやニュー…(10/22)

豪与党保守連合、過半数割れ 補選敗退で「少数政府」に(10/22)

豪州、純資産額中間値が19万$超で世界一(10/22)

豪畜産業界、ブレグジットの影響を憂慮(10/22)

石油大手2社、3Q生産量と売上ともに好調(10/22)

草賀駐豪大使、「今後も豪石炭輸入は重要」(10/22)

ライナス、マレー当局に迅速な免許更新訴え(10/22)

ANZと6行、貿易情報ネットワーク構築へ(10/22)

疑わしい取引の通報急増、CBA違反発覚で(10/22)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社エヌ・エヌ・エーは一切の責任を負いません。

NNAからのご案内

出版物

各種ログイン