英系国際会計事務所グラントソントンが5日に発表した、中堅企業における経営幹部の女性比率に関する調査で、フィリピンは女性比率47%で、調査対象の35カ国・地域中で首位だった。
グラントソントンは2017年11~12月、従業員数100~750人の中堅企業の幹部2,580人を対象に調査を実施。前年はロシアが47%で首位だったが、今年はフィリピンが40%から47%に比率を上げ、首位に躍り出た。全体ではインドネシアが前年横ばいの2位、タイが前年の8位から3位に上昇し、ASEAN3カ国がトップ3を占めた。ASEAN平均は3ポイント上昇の39%だった。
日本の女性幹部比率は5%で、2004年の調査開始以来、14年連続の最下位だった。
フィリピンで経営幹部に「女性がいない」と回答した比率は8%だった。ASEAN平均は16%、35カ国平均は25%。日本は69%で、経営幹部に女性がいないと回答した割合は日本が最も高かった。
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