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新卒者の78%、卒業後すぐの就職を希望

人材紹介サイト「1111人力銀行」を運営する全球華人が実施した今夏に卒業を予定している学生の就職活動に関する調査で、回答者の78.0%が「卒業後直ちに就職したい」と考えていることが分かった。割合は前年調査(72.8%)を5.2ポイント上回った。1月の失業率が3.63%と17年来の同月最低を記録し、雇用情勢が回復傾向にある中、拡大する採用枠を逃したくないと考える学生が多いようだ。

調査は2月12日から3月1日にかけて、今夏卒業予定の16歳以上の学生や兵役修了見込みの男性を対象に、アンケート形式で実施。有効回答数は1,165件だった。

就職活動の開始時期については、「卒業後」が52.1%で最多。このほか、「卒業前1カ月」(18.5%)、「卒業前3カ月」(15.6%)、「卒業前半年」(9.6%)、「卒業前1年」(4.2%)で、例年より焦らず取り組む姿勢が読み取れる。また、理想の企業に就職するために必要な期間は平均3.6カ月だった。

希望する初任給の額について尋ねたところ、「2万5,001~3万台湾元(約9万~10万8,000円)」が41.7%を占め最も多く、「3万1~3万5,000元」(25.9%)、「4万1~4万5,000元」(9.3%)などが続いた。希望平均月給は3万3,053元で、政府による賃上げへの取り組みを反映し、前年同時期調査(3万252元)より9.3%増えた。

1111人力銀行が2月に取り扱った求人案件のうち、「就業経験を問わず新卒者を歓迎」とした求人の数は16万件で、全体の36%を占めた。春節(旧正月)前後は現役社会人の転職シーズンに当たるが、就業経験のない新卒者も受け入れる企業が増加しているようだ。

■ITやサービス業が人気

希望する業種(複数回答)では、「IT・テクノロジー」「民生・サービス」「商工サービス」が上位に上がり、いずれも3~4割の回答を得た。

全球華人の李大華総経理は、「IT業は、台湾の主要産業の中でも将来の大きな成長が見通せる。サービス業では外食チェーン大手各社が「労働基準法(労基法)」の改正による被雇用者の権益確保ムードを受けて、月給の額を引き上げていることが、これまで敬遠されていたサービス業が新卒者から人気を集めている背景になっている」と分析した。


関連国・地域: 台湾
関連業種: マクロ・統計・その他経済雇用・労務

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