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93億円の円借款契約、ルソンのバイパス建設

国際協力機構(JICA)は、ルソン島中部ブラカン州の幹線道路バイパス建設計画(フェーズ3)に、最大93億9,900万円の円借款を供与する。JICAフィリピン事務所の伊藤晋(いとう・すすむ)所長とドミンゲス財務相が2月28日、マニラ首都圏の国家経済開発庁(NEDA)で円借款貸付契約(L/A)に署名した。バイパス建設で首都圏周辺の交通渋滞の緩和を図る。

円借款貸付契約の署名を終え、握手するJICAフィリピンの伊藤所長(左)とドミンゲス財務相=2月28日、首都圏パシッグ市(NNA撮影)

円借款貸付契約の署名を終え、握手するJICAフィリピンの伊藤所長(左)とドミンゲス財務相=2月28日、首都圏パシッグ市(NNA撮影)

フィリピン政府は幹線道路「日比友好道路」の渋滞緩和を目的に、円借款の供与を受けてブラカン州プラリデル周辺でバイパスの建設を進めている。全長は24.61キロメートル。フェーズ1は南側を対象とし、片側1車線の14.65キロを整備した。フェーズ2は北側の9.96キロが対象となり、現在も建設が続いている。

総工費114億7,600万円のフェーズ3では、バイパス全体を片側2車線に拡張する。工期は2019年1月~21年2月を予定する。

日比友好道路は、日本の支援を受けて建設した幹線道路。ルソン、ビサヤ、ミンダナオの3地方を走る。近年は人口増加によって都市部で交通渋滞が進み、ブラカン州プラリデル周辺では平均時速が34キロに悪化。バイパス建設計画のフェーズ3では、道路を片側2車線に拡張することで、平均時速を50キロまで改善する方針だ。

ドミンゲス財務相は貸付契約の調印式で、「バイパス建設はJICAから受けている数ある支援の一つ」と話し、日本の協力に謝意を表した。

2年前にJICAフィリピン事務所に着任し、今月日本に帰国する伊藤所長は、「フィリピンが持続的かつインクルーシブな成長を達成できるよう、JICAとして引き続きドゥテルテ政権のインフラ整備政策などを支援していきたい」と述べた。


関連国・地域: フィリピン日本
関連業種: 金融建設・不動産電力・ガス・水道マクロ・統計・その他経済政治

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