大気汚染で公共交通無料、ソウル市が廃止

ソウル市は2月27日、大気汚染が深刻な日に行ってきたラッシュアワー公共交通無料政策を廃止すると発表した。政策施行から2カ月での廃止となる。1月には15日、17日、18日の3日間に実施され約150億ウォン(約15億円)が投じられたが、実効性がないなどの非難が相次いでいた。

ソウル市は、環境省の「微小粒子状物質(PM2.5)非常低減措置」が発令された際、ラッシュアワーに公共交通を無料化。自家用車の利用を減らすことで、大気汚染の拡大を抑えるのが目的だった。しかし、実効性が乏しいことなどから廃止を決定した。

この制度の代わりに、「市民主導8大対策」を実施。早ければ6月までに、低公害措置がなされていない2005年12月以前に登録された2.5トン以上のディーゼル車などを「ソウル型公害車両」に指定する。

ソウル市にPM2.5非常低減措置が発令された場合、該当車両は午前6時から午後9時まで運行を禁じる。違反した場合は過怠料10万ウォンを科す。該当車両はソウルに8万台、京畿道・仁川には32万台あると推定される。同措置が発令された際に車を運行しなかった個人にはインセンティブを与える。

環境に優しい車を7等級に分ける「自動車排出ガス親環境等級制」も導入。今年12月から等級が低い車両は、ソウルの4大門内のエリア(緑色交通振興地域)での運行を制限する。


関連国・地域: 韓国
関連業種: 運輸・倉庫社会・事件政治

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