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テイクオフ:箱を開けると明るい声が…

箱を開けると明るい声が上がった。社内イベントの日、ローカル社員の注文したケーキがオフィスの話題をさらった。滝を思わせる円柱のフォルムで、高さは40センチほどあるだろうか。さすがフィリピン、センスがダイナミックだね――カシャカシャとスマホカメラのシャッター音が響く。

撮影が一段落したところで、室内がふと静かに。ところでこれ、どうやって切り分けよう。なにしろ高さ40センチ。直径より高さの方が長い構造だけに、4等分にしたあたりで倒壊が始まりそう。当地でときどき話題になる「構想は立派だが運用時になって課題が発覚するインフラ開発」が頭をよぎる。

数分後、ベテラン社員の奮闘によってケーキは10人の皿に分けられた。岩盤崩落、堤防決壊、液状化、といろいろあって外観は当初からだいぶ変わったが、十分おいしかった。写真に撮っておいて良かった。(成)


関連国・地域: フィリピン
関連業種: 社会・事件

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