エアアジア、向こう５年で70機調達

マレーシアの大手格安航空会社（ＬＣＣ）エアアジアのインド法人エアアジア・インディア（ＡＡＩ）は、向こう５年で70機を調達する計画だ。旅客輸送能力の引き上げと路線網の拡充を進める。ライブミント（電子版）が伝えた。

機材の大半は購入し、残りはリースで調達する。仏エアバスから購入する見通し。親会社や他のグループ会社もエアバスの機材を利用していることから、調達コストを抑えられるとみる。業界関係筋によると、ＡＡＩの発注額は30億米ドル（約3,200億円）になるようだ。

ＡＡＩは70機を新たに確保することで、インドのＬＣＣ業界で３位の座を目指す。2017年のシェア（旅客数ベース）は3.7％と、15年の1.7％から上昇しているものの、４位だった。首位のインディゴは39.6％、２位のスパイスジェットは12.8％、３位のゴーエアは9.1％と、上位勢の背中はまだ遠い。

ＡＡＩの17年通年の売上高は前年比２倍の120億ルピー（約200億円）となるもよう。今年は180億ルピーを見込む。一方、同社は赤字経営が続いており、16年の純損失は前年比で４億ルピー以上減ったものの、14億320万ルピーを計上した。