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ドン相場は引き続き安定=三菱東京UFJ銀

三菱東京UFJ銀行ホーチミン支店は17日、半年に一度の「経済為替講演会」をホーチミン市内で開催した。同行の専門家は、堅調なマクロ経済を背景に通貨ドンの対米ドル相場は2018年も引き続き安定的に推移するとの予測を示した。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の著名エコノミスト嶋中雄二氏が今年の世界経済について講演した=17日、ホーチミン市

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の著名エコノミスト嶋中雄二氏が今年の世界経済について講演した=17日、ホーチミン市

17年12月末の実勢レートは1米ドル=2万2,708ドンだった。ホーチミン支店の長岡貴博トレジャリー課長は、18年6月末までの予想レンジは1米ドル=2万2,700~2万2,900ドン、年末は2万2,700~2万3,200ドンとした。

長岡氏は根拠として、「貿易収支や外国直接投資(FDI)の流入が堅調」と説明。貿易については輸出・輸入ともに増えるが、「黒字基調は維持されるだろう」と予測するとともに17年はFDI認可額が前年を4割上回ったことを踏まえ、「18年の実行額も増えるだろう」とした。

■緩やかなドル安円高へ

同行アセアン金融市場部の井野鉄兵シニアアナリストは、米ドル・円相場について講演し、円の対米ドルレートは「緩やかにドル安円高」との見通しを示した。

米ドルについては、米国による利上げペースが遅く、利上げの予測される到達点も高くないことなどから、「少なくともドル高にはなりにくい」状況にある。一方で円については、日本のマネタリーベースの前年比増加ペースが落ちてきていることなどを引き合いに「日銀は事実上、金融緩和の手を緩めている」と指摘。また経常黒字も拡大基調にあることなどから「1米ドル110円を割る方向に円高が進むのではないか」と予測した。井野氏は6月末の予想レンジを1ドル=107~115円、12月末を104~113円としている。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の景気循環研究所長で著名エコノミストの嶋中雄二氏は、18年の世界および日本の景気を展望した。嶋中氏によれば米欧中を含む世界経済は堅調。ベトナムは、サムスン電子によるスマートフォン輸出などの好調により鉱工業生産が伸びており、外貨準備高も積みあがっているとして「新興国の中で勢いを増している」と評価した。

また日本については、18年までは短期~超長期の4つの景気循環の波が全て上昇する「『ゴールデン・サイクル』に位置する」として、好景気が続くと予測した。


関連国・地域: ベトナム
関連業種: 金融

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