フィンテックの新銀行ITF、香港に本店

米著名投資家のジム・ロジャーズ氏が出資者に名を連ねる、フィンテック(IT技術を融合した金融サービス)による世界初の銀行「ITF」が香港に本店を設置する。来年の営業開始を目指す。19日付サウスチャイナ・モーニングポストなどが伝えた。

ITFは、オーストラリア上場のテクノロジー企業で最高経営責任者(CEO)を務めていた林暉杰(Lim Hui Jie)氏が開設し、オンラインとモバイルで銀行・金融サービスを提供する。香港のフィンテック企業と協力し、銀行や資産管理、その他金融サービス分野での商品・サービスの開発に取り組みたいとしている。

ITFは東南アジア市場への進出に向け、シンガポール市場にも注力する方針で、香港とシンガポールで免許を申請したという。

林氏は18日、「世界最大の市場である中国に近いため、香港を本店の場所に選んだ」と説明。「われわれは国際的なフィンテック企業になることを目指している。香港は非常に国際的な市場で、われわれの目標達成を助ける規制と市場の条件を備えている。香港金融管理局(HKMA)が打ち出す多くのフィンテック推進策は大変心強い」と述べた。

ロジャーズ氏は、フィンテックは銀行の未来だと指摘し、「従来の銀行支店や現金はいずれなくなる。中国では誰もが携帯電話で支払いを済ませる。世界はこれに追随する」との見方を示した。


関連国・地域: 中国香港シンガポール
関連業種: IT・通信金融・保険

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