フィリピン知的財産局(IPフィリピン)は、今年上半期(1~6月)に政府が押収した模造品が金額にして14億ペソ(約30億7,000万円)相当だったと明らかにした。前年1~7月の28億ペソから大幅に減少した。押収額が最多だった品目は光ディスク・光学ドライブの5億3,700万ペソで、全体の38%を占めた。24日付ビジネスミラーが伝えた。
品目別の押収額は、靴が4億1,400万ペソ、かばんが2億8,200万ペソ、衣料品・アクセサリーが1億2,600万ペソだった。
2016年は腕時計、宝飾品、たばこの摘発が多く、通年の押収額は69億ペソに上った。IPフィリピンのゲプティ副局長は、「国家知的財産権委員会(NCIPR)、国家警察(PNP)、光メディア委員会(OMB)など関連機関の努力で、腕時計をはじめとする高級品の模造品が減った」と、今年上半期の押収額が大幅に減少した経緯を説明した。ただ、押収する品目など複数の要素によって、「金額は年ごとに変動する」と付け加えた。
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