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補聴器リオン、難聴と騒音に関するセミナー

補聴器や聴覚検査機器といった医療機器などの製造・販売を手掛けるリオン(東京都国分寺市)は20日、ハノイでベトナムの難聴と聴覚医療、騒音問題をテーマとしたセミナーを開催した。保健・医療関係者らが参加し、ベトナムの現状と課題、日本の経験と教訓を踏まえた改善策を考察した。

セミナーの様子。ベトナムの保健・医療関係者らが参加した=20日、ハノイ

セミナーの様子。ベトナムの保健・医療関係者らが参加した=20日、ハノイ

「ベトナムの難聴・騒音問題、日本の取り組みとベトナムへの提言」と題した同セミナーは、ベトナム保健省傘下の国立労働・環境衛生研究所(NIOEH)と共同で開催。リオンが覚書を結んでいるハノイの国立バックマイ病院、国際協力機構(JICA)、NIOEH、空港環境整備協会(東京都港区)、リオンの担当者らが講演した。

NIOEHのドアン・ゴック・ハイ所長によると、ベトナムの労働人口5,300万人のうち、1,000万~1,500万人が騒音による被害を受けており、難聴は2番目に多い職業病という。特に、大型機械を使う繊維やセメントの工場、鉱山などで騒音被害が深刻化しているが、難聴に対する認識は低く、企業の約8割は騒音測定を実施していないとされる。また、都市部では渋滞による騒音も問題となっており、耳鳴りや睡眠不足、ストレスの原因となっている。

リオンの清水健一社長は、「難聴は加齢だけではなく、騒音も原因となる」と指摘。これまでは発症後の治療が中心だったが、今後は予防を促進していきたいとの意向を示した。

セミナー会場では、リオンの補聴器や聴力検査機器などが展示された。

■国内初の聴覚検査センター

リオンは昨年4月、JICAの「開発途上国の社会・経済開発のための民間技術普及促進事業」として、ハノイ市ドンダー区にある国内最大の総合病院、国立バックマイ病院(ベッド数約1,400床)に国内初となる「越日聴覚検査センター」を開設。奈良県立医科大学と連携し、人材育成にも協力している。

バックマイ病院のレ・コン・ディン耳鼻科部長によると、昨年5月から今年6月までの約1年間に同センターで7,000人以上の検査を実施したという。


関連国・地域: ベトナム日本
関連業種: 医療・医薬品

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