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汚職指数、マレーシアは55位に後退

世界の汚職・腐敗防止を目指す非政府組織(NGO)のトランスペアレンシー・インターナショナル(TI)が25日発表した「汚職認識指数(CPI)2016」で、マレーシアは世界55位となり、前年の54位から後退した。順位の下落は2年連続。ガバナンス(統治能力)、法治の評価が下がったことが響いた。26日付エッジ・ファイナンシャル・デーリーが伝えた。

CPIは、世界176カ国・地域を対象に、政府や公務員による汚職の度合いを指数化したもの。指数の最高は100で、数値が高いほど汚職がないことになる。マレーシアのCPIは49で、前年の50から1ポイント低下した。

CPIは8機関の調査結果を総合して算出される。TIマレーシア支部によると、マレーシアは4機関のガバナンス、法治に関する調査で評価が悪化した。アクバル支部長は、「マレーシア国民は指導者たちがクリーンだとは認識していない」とした上で、改善には政治家などが「言うだけでなく実行する」ことが求められると指摘。閣僚や事務次官は現在、資産を首相に報告しているが、マレーシア汚職防止委員会(MACC)にも開示するといった情報公開の強化が必要との見解を示した。

マレーシア民主主義・経済研究所(IDEAS)は今回の結果について、政府系投資会社ワン・マレーシア・デベロップメント(1MDB)からナジブ首相に不正な資金が流れたとされる疑惑で、首相が疑問にきちんと答えていないことが大きく影響したとの見方を表明。政府系機関の統治改善に向けた大胆な改革が必要になると指摘した。

全世界のCPIは、デンマークとニュージーランドが90で1位となった。東南アジアではシンガポールが7位(CPI84)、ブルネイが41位(同58)、インドネシアが90位(37)、フィリピンとタイが101位(35)、ベトナムが113位(33)、ラオスが123位(30)、ミャンマーが136位(28)、カンボジアが156位(21)となっている。日本は20位(72)で、前年からランクを2つ落とした。


関連国・地域: マレーシア
関連業種: マクロ・統計・その他経済政治社会・事件

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