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【アジアの穴場】イシム川(カザフスタン)  水辺にゆらめく幻想の美

夏の日没は夜10時頃。夜は回転式の大型投光器と噴水による光のショーを無料で観覧でき、ムード満点

夏の日没は夜10時頃。夜は回転式の大型投光器と噴水による光のショーを無料で観覧でき、ムード満点

中央アジアで最も広大な国、カザフスタン。宇宙ロケットの発射・着陸、あるいは柔道、バレーボール、フィギュアスケートなどスポーツ選手の活躍から国名を耳にしたことのある人も多いだろう。2017年6月には中央アジア初となる万国博覧会を首都で開催する予定で、アジア注目国の一つだ。

首都のアスタナ市は1997年、それまで首都だった最大都市アルマティから遷都が行われた。アスタナは日本人建築家の故・黒川紀章氏が新市街の設計を担当。曲線を生かした優美なデザインの建物が並び立ち、未来的な街並みとなっている。

そんな新市街と旧市街を二分するように市内を南北に縦断するのがイシム川だ。ロシアの西シベリア地域から長さ2,450キロメートルを流れる長大な川だ。日本最長の信濃川が367キロメートルだから、その規模は7倍近くにも及ぶ。流れはゆるやかでほとんど波が立たず、鏡のような川面が美しい。

内陸国のため海のないカザフスタンでは、このような川や湖が多くの市民が集まる憩いの水辺となる。イシム川の場合、夏は市民が水遊びや夜の夕涼みに訪れ、冬は完全に凍結して一面が厚い氷と雪に覆われるためスケートや雪遊びの絶好のスポットとなる。欧州の歴史ある都市にも決して引けをとらない水辺の美。日本人の短期ビザが免除中の今のうちに訪れておきたい。(文・写真 岡下貴寛)

川辺で水遊びをする市民たち

川辺で水遊びをする市民たち

※このウェブサイトの書評特集「アジアの穴場」は、アジアを横断的かつ深く掘り下げる、NNA倶楽部の会員向け月刊会報「アジア通」2017年1月号<http://www.nna.jp/lite/>から転載しています。毎月1回掲載。


関連国・地域: 日本中央アジア
関連業種: マクロ・統計・その他経済社会・事件

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