パナ、業務用ACのシェアを18年に2割へ

パナソニックは2018年までにインドネシアでの業務用エアコンのシェアを20%に引き上げる方針だ。現地販売会社パナソニック・ゴーベル・インドネシア(PGI)は、今年3月に業務用エアコン販売の部署を立ち上げ、大型エアコンなどのラインナップや体制の充実に注力している。

PGIは住宅用エアコンの販売では23%でシェアトップ。15年4月~16年8月の売上高も前年同期比19%増加した。

一方で業務用エアコンのシェアは10%に満たず、シェア拡大に力を入れている。同期の売上高は22%増。東南アジア域内でも商業向けエアコンの販売を強化しており、タイでも2割、ベトナムでは7割増加した。

現時点ではエアコンを含め、BtoB(企業間取引)向けのラインナップを強化している段階だ。PGIの売上高に占めるエアコンの販売比率は4割で、商業向けはそのうち1割。業務用エアコンではダイキン工業などに後れを取っているが、省エネ性能などエアコン単体の機能のほか、商品網を生かした総合販売を売りにする。

PGIの菅広美社長は「エアコン、換気扇、LED照明のほか、マンションであればスイッチや、インターホン、さらにソーラーパネル、ストレージ・バッテリー(蓄電池)、通信技術、WiFi(ワイファイ)などすべての電化製品に対して、販売やメンテナンスができる。ワンストップで対応できる強みがある」と説明した。

3月に立ち上げた商業用エアコン部門の森栄治アドバイザーは、パナソニック創業100周年となる18年までに商品販売以外で、提案型の総合販売としての売り上げを立てる目標だと話した。部門体制の整備も進めており、年内に30人、18年に50人に増やす計画だ。

■商業向け見本市に出展

PGIは中央ジャカルタ・クマヨランの見本市会場「ジャカルタ・インターナショナル・エキスポ(JIエキスポ)」で、30日まで開催されているBtoB向け展示会「冷凍&HVACインドネシア2016」に出展している。

従来品に比べ、省スペースで設置できる業務用室外機や、床置きで馬力の高いエアコンなど、現地の需要に応えた新商品を展示している。電気に代わり、ガスや工場などの排熱を利用する設備など、インドネシアで初めて展示するものも日本から持ち込んでいる。森アドバイザーによると、今後はガス会社と協力するなど、販売の機会を広げる方針という。

菅社長は「インドネシアで初めて展示するものもあり、パナソニックのラインナップをすべて見せられる機会なので、将来のビジネスにつながれば」と展示への姿勢を語った。12月にもイベントを予定している。

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「冷凍&HVACインドネシア2016」のパナソニックのブース前で。左からパナソニック・アプライアンス・エアコンディショニング・マレーシアの岩城裕之マネジング・ディレクター、PGIの菅広美社長、田口忠晴副社長=28日、ジャカルタ(NNA撮影)


関連国・地域: インドネシア日本
関連業種: 電機製造一般社会・事件

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