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4~6月輸出、前期から改善も依然低迷

シンガポール国際企業庁(IEシンガポール)が11日発表した2016年4~6月期の輸出額(NODX、石油と再輸出は除く)は、前年同期から横ばいの406億Sドル(約3兆620億円)だった。9.0%減だった前期から改善したものの、上半期(1~6月)全体では前年同期比で4.5%減少した。輸出への依存度が高いシンガポールは、中国の景気減速などを背景とした外需低迷により逆風にさらされている。

NODXの約7割を占める非電子製品の4~6月期の輸出額は前年同期比2.1%増。前期(11.3%減)から大幅に改善した。変動率(ボラティリティー)が高い製薬は7.3%増で、前期の2.6%減からプラスに転じた。化学は5.4%減で、前期(9.8%減)から落ち込み幅が縮小。石油化学は前期の12.9%減から14.9%減へとマイナス幅が拡大した。

電子製品は5.1%減となり、前期の3.4%減からさらに後退。最も落ち込みが大きかったのはパソコン(PC)で、25.6%減。PC部品も前期(12.8%減)に引き続き不調で、15.1%減と2桁のマイナスとなった。一方、ディスクメディア製品は11.1%増となり、4四半期連続でプラス成長を維持した。

主要輸出先では、上位10カ国・地域のうち5カ国・地域への輸出が縮小した。シンガポールにとって最大の輸出相手国である中国は9.1%減。日本(7位)、インドネシア(8位)、タイ(9位)、韓国(10位)もそれぞれ6.9%減、16.0%減、4.7%減、15.6%減だった。

上半期のNODXは、非電子製品が前年同期比4.6%減、電子製品が4.2%減だった。主要輸出先では、上位10カ国・地域のうち香港を除く全ての市場への輸出が低迷した。

IEシンガポールは、今年通年のNODXの伸び率の見通しを、従来のマイナス3.0%~マイナス5.0%からマイナス3.0%~マイナス4.0%へとわずかに上方修正した。米国の景気回復の遅れや中国の経済成長の減速、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)による影響の不透明さなどが輸出の押し下げ要因となるとしながらも、下半期(7~12月)は原油安の下落に歯止めがかかり、輸出額がやや上向くと見通している。


関連国・地域: シンガポール
関連業種: マクロ・統計・その他経済

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