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違法ラード、頂新の魏一族が味全の経営から撤退

頂新国際集団傘下の食用油脂大手、正義が飼料用油脂を混入させたラードを違法に製造・販売していたことにからみ、同じ頂新傘下の味全食品工業の経営が岐路に立たされている。頂新は15日、グループを率いる魏一族が味全の董事(取締役)を辞任し、経営から退くと発表した。一方、味全の株式売却は否定した。魏一族が実際に辞任すれば、味全は新しい経営体制の確立が急務となる。