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いすゞが新型SUV、シェア拡大狙う

いすゞフィリピンズ(IPC)は9日、スポーツタイプ多目的車(SUV)の新モデル「MU―X」の販売を開始した。同カテゴリーでは「アルテラ」を販売していたが、MU―Xに切り替え、市場シェア拡大を狙う。フィリピンでは自動車市場が年間2桁の伸びを続け、SUVの需要も高まっている。いすゞはMU―Xを今年は2,000台、来年は6,000台を売りたい考えだ。

マニラ首都圏パサイ市で9日、MU―Xの発表会を行った。7人乗りでディーゼルエンジンを採用。排気量は2499ccで、「コスミック・ブラック」や「アウトバック・ブラウン」など6カラーを用意した。タイから輸入し、価格はグレード別に118万8,000ペソ(約288万2,000円)、126万ペソ、135万8,000ペソ、174万8,000ペソ。同社はこれまで、SUVではアルテラを販売していたが、同モデルはまもなく販売が終了する見込み。

いすゞフィリピンズの泉名信夫社長はNNAの取材に対し、フィリピンのSUV市場は、トヨタ自動車「フォーチュナー」と三菱自動車「モンテロスポーツ」がシェアの大半を占有し、米フォードといすゞが続いているのが現状と指摘。「MU―Xは性能・デザイン面で他社にひけをとらない。エンジンの耐久性や大家族でも利用できる点などをアピールし、販売台数を伸ばしていきたい」とシェア奪取に意欲を示した。

同社の昨年のSUV販売台数は約700台。アルテラは2005年にフィリピンに初投入され、販売されてきたが、近年は販売台数が伸び悩んでいた。ただ、自動車市場の好調が続く中で、昨年のSUVの販売台数は前年比12.6%増の約4万2,000台を記録。同分野では今年、年間で5万台の販売が見込まれていることから、いすゞフィリピンズはMU―Xを今年は2,000台、来年は6,000台を売り、シェアを拡大する方針だ。同社は今年通年の目標販売台数(全カテゴリー)は前年比19~27%増の1万4,000~1万5,000台に設定している。

いすゞは昨年10月、タイでMU―Xの販売を開始。以降はオーストラリア、ニュージーランド、ラオス、インドネシアにも投入してきた。フィリピンはこれに続く6カ国目の販売国。同社によると、MU―Xの投入で、今年1~7月にはオーストラリアとタイのSUVで、それぞれ58%、43%のシェアを獲得したという。


関連国・地域: フィリピン
関連業種: 自動車・二輪車

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