ミャンマーの中部に位置する第2の都市マンダレーを訪れる外国人が増えている。現地紙デイリー・イレブンが27日付で報じたところでは、1~7月累計で前年同期実績を5%上回っている。
マンダレー管区のホテル・観光部門の関係者が明らかにしたもので、年初から7月までにマンダレーを訪問した外国人は11万7,786人となった。前年同期は11万1,938人だった。
関係者は「7月上旬から出されていた夜間外出禁止令で観光客の減少を危惧したが、影響は小さかった。禁止令の解除後は、外国人の訪問数が前年を25%上回るペースで推移している」と語った。また、「(10月以降の)観光シーズン入りで観光客数はさらに伸びる」との予測も示した。2013年にマンダレーを訪れた外国人は21万9,518人で、12年に比べ36%増加した。
マンダレーでは7月2日に仏教徒とイスラム教徒の衝突が起き、2人が死亡、14人が負傷した。同市では、1日にもイスラム教徒を敵視する仏教徒が暴徒化し負傷者が出た。宗教対立激化の恐れもあり、同市は市域の大半に夜間外出禁止令を出した。
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