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台中市、LRTや環状線の開発進む

台中市政府は28日、台中港から台中市街地までを台中清泉崗機場(台中空港)などを経由して結ぶライトレール(LRT)「双港軽軌」の敷設が実行可能性評価に入ったと明らかにした。同市ではこのほか、従来線の台湾鉄路(台鉄)の2路線をつなぐ環状鉄道「大台中山手線」も先ごろ台湾交通部(交通省)の初期審査を通過しており、完成すればこれまで路線バスが主だった台中の交通の便は大幅に改善されそうだ。

このほど日本を訪れた台中市の林佳龍市長や同市政府交通局の王義川局長らは28日、名古屋臨海高速鉄道の西名古屋港線(あおなみ線)を視察。あわせて台湾メディアに対し、台中市内の新たな公共交通機関の開発の進ちょく状況を説明した。

全長35.8キロメートルで総投資額640億台湾元(約2,200億円)を見込むLRTの双港軽軌は、台中港と台中市街地にある台鉄台中駅周辺との間を、清水や沙鹿、台中空港、台中科学園区、水ナン経貿園区(ナン=さんずいに南)などを経由してつなぐ。台中港からは地上を走り、水ナン経貿園区を越えて市街地に入ってからは地下を走る構想。王局長は終着駅について、「台鉄の台中駅は全面的な再開発を行うため、同駅の北東側にある干城地区に設けることになりそうだ」と話している。市は、実行可能性評価の完了後、双港軽軌の敷設計画を交通部に提出する。

台湾各紙によると、総投資額926億元を見込む大台中山手線は、台鉄の既存路線である海線の大甲駅と山線の后里駅間、海線の大慶駅と山線の烏日駅間をそれぞれ新たな路線でつなぎ、環状線にする。これに伴い、従来の海線と山線の高架化も進める。計画は先ごろ交通部の初期審査を通過しており、今後、行政院(内閣)の承認を順調に得られれば、早くて2019年にも着工する見通しとなっている。

台中市はこのほか、大台中山手線を貫いて南北に走るMRT(捷運)の「緑線」と、東西に走る「青線」も開発する計画。MRTは南側に隣接する彰化県まで延長する計画で、交通部が今後、審査を進める。

台中市の公共交通機関は現在、路線バスと台鉄のみ。14年にはバスを基盤とする高速輸送システム「台中市快捷巴士(台中BRT)」の一部路線が運行を開始したが、渋滞の増加につながったことから市民から不満の声が相次ぎ、同年12月に就任した林市長が廃止していた。


関連国・地域: 台湾
関連業種: 建設・不動産運輸マクロ・統計・その他経済

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