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豪準備銀が利下げ、史上最低の1.75%に

オーストラリア連邦準備銀行(RBA)は3日、政策金利を0.25ベーシスポイント引き下げ、史上最低水準の1.75%にすると発表した。昨年5月に2%に利下げして以来11カ月据え置かれていたが、先に発表された2016年第1四半期(1~3月)の消費者物価指数(CPI)がデフレに転じたことを受け、景気を刺激したい考え。持続可能な経済成長の実現と中期的にインフレ率を目標とする2~3%まで引き上げるには金融緩和政策が必要と判断した。

RBAのスティーブンス総裁は声明の中で、コモディティ価格が回復したものの、オーストラリアの交易条件は依然として近年の水準を下回っているとした。金融不安も年初より改善したが、世界経済の成長率も予想を下回っており、世界的にも緩和政策の傾向が強まっていることを強調した。

また、資源ブームの終息から国内経済は均衡に向かっており、失業率は低下し、国内総生産(GDP)も昨年後半から伸びを見せていると評価した上で、今年の成長見通しについてはこれまでの予想を下回るとの見方を示した。インフレ率は低迷が続いており、今年第1四半期のCPIが予想外のマイナス成長となったことに懸念を表明した。

住宅市場については、銀行の融資基準の強化が奏功し、価格の上昇に鈍化がみられることから、金利の引き下げによる影響は、昨年同期に比べて低いと判断したという。

直近のCPIがマイナス成長となったことで今月の追加利下げを予想する声が増えた一方で、失業率の改善やコモディティ価格の回復など主要な経済指標が底堅いことから、エコノミストらの間では意見が二分していた。オーストラリア・ニュージーランド(ANZ)銀行のアナリストは、次のCPIが発表される8月までにRBAは追加利下げするとみている。

ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)はRBAの発表直後に、住宅ローンの変動型金利を0.25ベーシスポイント引き下げた5.35%とした。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 金融建設・不動産天然資源マクロ・統計・その他経済雇用・労務

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