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新規生産の最有力は炭素繊維

印南部の事業用地で、東レ社長

東レは、同社の新規生産の最有力候補である炭素繊維について、インドでの生産を遅くとも2026~28年度(26年4月~29年3月)が対象の次期中期計画で決定する見通しだ。各国が再生可能エネルギーの導入を加速するなか、軽量化素材として採用が進む「風力発電ブレード(翼)向け」を有望視している。東レはインド南部アンドラプラデシュ州に約35万平方メートルの新規事業用地を保有し、強みを持つ商材の需要拡大に合わせて生産拠点を立ち上げていく戦略を取っており、炭素繊維工場の立地は同地を想定している。東レの大矢光雄社長が16日、NNAの単独インタビューに応じ、明らかにした。