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豪6月失業率3.5%、労働逼迫背景に横ばい

豪政府統計局(ABS)が20日に発表した2023年6月の失業率(季節調整値)は、3.5%と前月(修正値)から横ばいだった。労働市場逼迫(ひっぱく)と移民流入の回復による人口増加を背景に、就業者の増加分が失業者の増加分の約3倍となった。また就業者は、新型コロナウイルスの感染流行が始まった2020年3月より前と比べて100万人以上増えた。雇用は予想以上に強く、オーストラリア連邦準備銀行(RBA)が8月の金融政策会合で政策金利を4.1%から引き上げる観測が強まっている。