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東芝、二次電池の受注で本腰

使用範囲が限定的な用途に狙い

東芝グループ独自のリチウムイオン電池「SCiB」の受注を巡り、東芝の完全子会社の東芝インドが本腰を入れ始めた。10月には、三つ目の受注案件となった商用電気自動車(EV)メーカー、EVエイジ(EVage、北部チャンディガル)との契約締結を発表。モディ首相が掲げる「2070年までに温室効果ガス排出の実質ゼロ」を追い風に、電気バスや電気トラック、電動オートリキシャなど、使用範囲が限定的でSCiBの特性を生かせる用途に狙いを定め、受注拡大を目指す。伊藤修一社長(55)ら東芝インド幹部がNNAの単独取材に応じた。【鈴木健太】