昨年度の「観光赤字」、過去最大の72億$
豪州の観光事業における2010/11年度の国際収支が、過去最大となる72億豪ドル(約5,973億円)の赤字だったことが分かった。豪ドル高を背景に安価なアジア旅行を選ぶ豪州人が増えたことに加え、世界経済の先行きが不透明なことから、旅行を控える人が増えたため。8日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが報じた。
豪政府統計局(ABS)によると、昨年に海外旅行に出かけた豪州人は780万人に上ったものの、豪州を訪れた外国人旅行者は590万にとどまり、前年から1万人減少した。