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ベトナム

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荏原製作所は19日、ベトナムにディストリビューションセンターを設置したと発表した。標準ポンプの一部はイタリア工場から東南アジア６カ国に出荷していたが、新センターで在庫を管理・配送する体制に切り替えた。近隣に組み立て施設を設置することも計画している。
新センターは、ベトナムの保税倉庫を借りて昨年12月に設立した。具体的な立地は「物流戦略上、公表していない」（広報担当者）。
イタリア工場で生産した標準ポンプを東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）に供給する際、これまでは域内の販社６社にそれぞれ出荷していた。新センターで保管し、各地に配送することで、納期の短縮、地域内在庫の圧縮、適正在庫管理の促進を図る。
今後は、新センターの近くにノックダウンセンターを新設し、部品を現地で組み立てる体制とする方針だ。現地調達率も引き上げて、サプライチェーン（供給網）の強化を進める。
荏原製作所は標準ポンプの日本最大手で、海外の新興市場開拓を推進している。ベトナムには、1995年に拠点を設置。標準ポンプの輸入販売とカスタムポンプの製造・販売を手掛ける。

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