予防接種による新生児の連続死や検査結果の捏造（ねつぞう）など、医療現場の事故や犯罪行為が相次いでおり、医療分野の信頼が失墜している。９日付ＶＮエクスプ…

ベトナム

予防接種による新生児の連続死や検査結果の捏造（ねつぞう）など、医療現場の事故や犯罪行為が相次いでおり、医療分野の信頼が失墜している。９日付ＶＮエクスプレスが報じた。
医療道徳に対する国民の不信を一気に大きくしたのが、ハノイ市ホアイドゥク総合病院で起きた信じがたい検査結果の捏造だ。患者から検査用の血液を採取しながら、実際には分析を行わず、別人の検査結果を印刷して手渡していた。
患者１人の検査結果を２～５人に使い回すという手口で行われており、にせの結果を渡された患者は少なくとも2,000人に上るとみられている。患者らは、病状も年齢も異なる他人の結果をつかまされていたことになる。捏造は昨年７月から今年５月まで１年近くも続いていた。
事件の発覚後、総合病院の院長、検査部長は職務停止の処分を受け、ハノイ市公安（警察）は刑事事件として捜査を進めている。
中部クアンチ省のフオンホア郡総合病院で発生した予防接種による死亡事故も衝撃を与えた。７月20日、Ｂ型肝炎ワクチンの接種を受けた新生児３人が、接種後まもなく呼吸困難などを起こして次々と死亡した。原因はいまだに確定されておらず、国民の間に予防接種への不安が広がっている。
さらに、事故を受けて保健省がフオンホア病院に対して行った立ち入り調査では、病院のワクチン管理がきわめてずさんだったことも明らかになり、医療に対する不信がさらに大きくなっている。

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マレーシア

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シンガポール

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