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メイ首相、労働党に譲歩案

EU離脱方針で歩み寄り

メイ首相は下院での欧州連合(EU)離脱協定の承認獲得に向け、最大野党・労働党に歩み寄りの姿勢を示し始めた。同首相は10日、労働党のコービン党首が先に示したブレグジットを巡る五つの要求項目について書簡で回答。EUとの関税同盟に関する見解など相違点は残るものの、総選挙や2度目の国民投票よりも、合意あるEU離脱を目指す点では意見が一致していると強調した。さらに、労働者の権利について新たな譲歩案を示すとともに、経済的に取り残された地域への追加支援を検討する姿勢を示し、労働党議員が離脱協定の支持に回る道を開いた。

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