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【外国企業の日本戦略】日本IoT市場にまだ伸びしろ

【第7回】台湾アドバンテックが見据える成長

台湾に本拠を置く産業用コンピューター世界大手の研華科技(アドバンテック)は、1997年に日本へ進出。2010年からモノのインターネット(IoT)関連事業に注力している。従来のハードウエアに加え、ソフトウエアプラットフォームの提供やパートナーとの協業加速で「IoTカンパニー」として頭角を現しつつあり、日本法人の売上高は過去5年で約3倍に増えた。アドバンテック日本法人のマイク小池社長は、スマートシティー化推進や安倍政権によるインダストリー4.0(第4次産業革命)の後押しなどを背景に「日本市場はまだ大きな可能性を秘めている」とみる。