ベトナム【ベトナムの模索】国営企業、問われる改革の質:日越協力は新フェーズへ経済マクロ経済ドイモイ(刷新)が始まって来年で30年が経過する。だが2013年時点でも、ベトナム経済は全企業数の1%に届かない約3,000社の国営企業が国内総生産(GDP)の3…
ベトナム【ベトナムの模索】成長見せたマクロ経済運営:インフレ抑制、不良債権処理に道筋経済マクロ経済インフレ抑制、不良債権処理、銀行再編といったマクロ経済運営は、この5年で目に見える成果を実現した数少ない政策課題だ。2011~13年に景気の冷え込みという強…
ベトナム【ベトナムの模索】「安全・安心」、実現なるか:農業の効率化へ鍵握る農協経済マクロ経済農林・水産2011~15年期の後半、在ベトナム日系企業関係者の間で最も注目度が高まった分野が第1次産業だ。環太平洋連携協定(TPP)交渉の進展や工業化戦略の停滞など環…
ベトナム【ベトナムの模索】はまりゆく中所得国の罠:上がる賃金、伸び悩む生産性経済マクロ経済人件費が高騰する一方で、産業の高度化が進まず成長が停滞する「中所得国の罠(わな)」。2007年に低所得国から抜け出してわずか8年のベトナムに、早くもその危…
ベトナム【ベトナムの模索】「裾野」政策、なお定まらず:実効性ある制度へ鍵握るトップ経済マクロ経済「未熟な裾野産業」。ベトナム製造業の決定的な弱みとして長年指摘されてきた難題に、この5年も抜本的な対策は取られなかった。日本の中小企業進出が広がり、力…
ベトナム【ベトナムの模索】縦割りにのまれた「工業国化」:笛吹けど踊らず、迫る自動車自由化経済マクロ経済2016~20年のベトナム共産党指導部を決める全国代表大会(党大会)が、来年初頭に開催される。次の5年のあるべき経済政策は、間もなく終わる第11期(11~15年)…