ミャンマー政府は、北東部シャン州ムセと中国・雲南省瑞麗市との国境から陸路で入国した外国人に対する行動の自由度を高める方針を固めた。イレブン電子版が伝えたもので、入国者はミャンマー国内を自由に移動でき、ムセ以外からも出国できるようになる。現在はムセから入国した外国人の移動エリアは制限され、同国境から出国しなければならないルールになっている。
昨年8月に4カ所のタイ国境からの陸路出入国を認めて以来の外国人への国際国境としての開放となる。4カ所は、メーソート(タイ)・ミャワディ(ミャンマー)、メーサイ・タチレク、ラノン・コートン、プーナムロン・ティキ。
ミャンマーは隣接国と16カ所の国境チェックポイントがあるとされるが、外国人の出入国は制限がある。政府は国際空港と同様、国境ゲートも来年度からオンラインで出入国状況を管理できるよう整備し、今後国境開放地点を増やす考え。
ムセでは、シャン州政府が長距離バスターミナルを建設するなど開発が進みつつある。観光客などの往来が活発化すると見込んでいるからだ。バスターミナルはホテルや商業施設なども併設され、早ければ来月にも開業する見通し。
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