東シナ海の日韓大陸棚共同開発区域に関し、韓国政府は早ければ年末にも国際連合(UN)に自国の大陸棚拡張を主張する立場を公式表明するとみられる。ソウル経済新聞が伝えた。
同地域は、サウジアラビアの10倍近い天然ガスや石油が埋蔵されているとされ、日本と韓国、中国がそれぞれ権益を主張している。
政府関係者によると「専門家とともに、東シナ海の大陸棚海底探査や傾斜度、埋蔵鉱物などに対する会議・調査を続けてきた」とし、「この作業が終わる今年末に、国連の大陸棚限界委員会(CLCS)に対し韓国の立場を盛り込んだ公式文書を提出する予定」という。
文書には、朝鮮半島で発生した大陸棚が東シナ海および沖縄海域まで伸長したというこれまでの主張と同様の内容になるとみられる。これにより、東シナ海を囲む3国での所有権争いが表面化する可能性が高い。
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