行政院主計総処が発表した9月の消費者物価指数(CPI、2006年を100とする)は110.39ポイントで、前年同月比2.96%上昇した。うち野菜・果物の価格は、気候の影響を受けた上、比較対象となる前年同月の水準が低かったため上昇幅が大きかった。
7大品目別では食品類が6.54%と上げ幅が最大だった。うち、果物が29.04%、野菜が26.26%と全体を押し上げた。水産品は供給が減ったため、4.71%上昇した。
野菜・果物を除くと1.65%の上昇。さらに水産品とエネルギーを除いたコアCPI上昇率は0.93%だった。
CPIは前月比では0.33%下落した。豪雨と台風による野菜の価格急騰が一段落し、17.02%と大きく下落したほか、旅行費もハイシーズンが過ぎたため下落した。6日付工商時報によると、主計総処は「天候の安定が続けば、10月の野菜の価格はさらに下がり、物価全体の上昇圧力が弱まる」と予測している。
9月の卸売物価指数(WPI、06年を100とする)は111.49ポイントで、前年同月比2.19%の下落。1~9月のCPIは前年同期比で1.96%上昇した。
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